東京西川の「整圧マットレス」ってめちゃくちゃ高いけど、実際どうなのかな?高いだけの理由があるの?
こういった疑問にお答えします。
本記事の内容
- 整圧マットレスを実際7年使ってみた詳細レビュー
- 整圧マットレスのメリット・デメリット
- ムアツふとん、AiRとの違い
東京西川の整圧ふとん(現在の名称は整圧マットレス)を使いはじめてはや7年。
息子が産まれて3人家族になったので、また同じマットレスを買い足しました。
高額にもかかわらず、また同じものを買い足すほど素晴らしいマットレスです。
これから購入を検討している方におすすめポイントを解説しますね。
目次
東京西川の「整圧マットレス」の詳細レビュー
「整圧敷きふとん」は「整圧マットレス」の旧名称です。
整圧マットレスって?
有名寝具メーカー、東京西川が2002年に発売したマットレスです。
2004年には、日本生理人類学会のPAデザイン賞を寝具で初めて受賞しています。
2018年7月に名称を「整圧敷きふとん」から「整圧マットレス」に変更しています。
寝心地は?
とにかく寝心地がいいです。
寝転がると、全身の力がふわ~っと抜ける感じがします。
上に寝ているだけで「気持ちいい」です。
肩こりや、特に妻の腰痛に効果がありました。
寝心地の秘密は?
カバーを取るとそこには無数の突起が。
この突起の1つ1つの点で支えることで、体にかかる圧力を分散させます。
圧力を分散させることで、体への負担を軽くしてくれます。
特定の部位に圧力が集中すると肩こりや腰痛の原因になるので、このマットレスを使って圧力を分散させることで肩こり・腰痛対策にも◎。
寿命は?
7年間毎日使っていますが、一向にヘタる気配がありません。
以前はIKEAのマットレスを使っていたのですが、それは2年ほどでお尻の部分が凹んで使えなくなりました。
数ヶ月に1回はひっくり返したりしていたのですが、「マットレスは消耗品」とその時思い知らされました。
ですが整圧マットレスは7年使った今もお尻の部分の凹みも発生せず。
それどころかどこを見てもヘタっている部分が見当たりません。
7年使ってヘタリなし。(ほこりはついてました。汚くてすみません。)
最近では3才の息子とっしーぼーてが布団の上で毎晩ジャンプしまくっていますが、まったくヘタっていません。
写真は1番凹みそうな腰・お尻部分のウレタンです。
凹んでいる突起が1つもなく、真っ直ぐキレイな平面です。
シーツは?
最初の購入時におまけで付けてくれた白いボックスシーツを今も使用しています。
ぼくは無料で手に入ってラッキーだったのですが、専用のシーツはシングルサイズで¥8,000+税です。
専用は高いかな、という場合は無印などでサイズの合う、お気に入りのボックスシーツを購入してもいいかと思います。
厚さはすべて9㎝なので、あとはシングルやダブルなどサイズにあったボックスシーツを買えばOKです。
ぼくは買い足したシングルサイズの整圧マットレスには、無印良品のシーツを使っています。
フローリングで使える?
購入当時から1年くらいはベッドで使っていましたが、引っ越しをきっかけに今はずっとフローリングで使っています。
結論としてフローリング直ひきで問題ありません。
ただ、注意点としてはやはりひきっぱなしだと湿気によるカビの発生が心配なので、朝は壁に立てかける必要があります。
日中はこんな感じで壁に立てかける必要があります。
下に吸湿シートを敷くとなお良いですね。
2,000円〜8,000円くらいで手に入るようです。
値段は?
シングルで ¥70,000+税〜 です。
いやー、高いですね。
値段展開は3つあり、安い順にレギュラー、デラックス、スーパーデラックスとあり、硬さが違います。
値段と硬さの関係
- レギュラー(¥70,000+税〜)硬さ95ニュートン
- デラックス(¥90,000+税〜)硬さ120ニュートン
- スーパーデラックス(¥100,000+税〜)硬さ140ニュートン
※ニュートンとはウレタンフォームの硬さ表示の単位です。大きいほど硬いです。
サイズ展開はシングル、セミダブル、ダブルとあり、大きくなるにつれ2万円ずつアップしていきます。
硬さ3種類✕サイズで値段が決まります。
僕が7年前に買ったのは1番硬いスーパーデラックスのクイーンサイズで、お値段なんと16万円+税でした…。
いやー、よく買いましたね笑。
※クイーンサイズは今見たら公式ホームページには載ってないようです。クイーンサイズが欲しい方は実店舗で問い合わせしてみてください。
追加で買ったのはデラックスのシングルサイズで、メルカリで3万円で買いました。
メンテナンスは?
ボックスシーツは週1回洗濯するようにしています。
ウレタンの入ったカバーも洗濯機で洗えます。
こちらも定期的に洗濯するとよいと思います。
ウレタンは頭部・腰部・足部の3箇所で入れ替えができ、定期的に入れ替えるとより長く使えるようです。
写真は真ん中のウレタンを抜いたところ。
と言っても僕は7年間入れ替えたことがなく、それでも全くヘタっていませんでした。
整圧マットレスが買える場所は?
百貨店・専門店・家具店・直営店などで売っています。
残念ながら、現在はAmazonや楽天市場では販売していないようです。
(2019年1月16日現在)
公式サイトよりお近くの販売店を確認し、そこで購入できます。
まぁ、実物を見て良さを確認してもらった方がいい商品なので。
他のマットレスとの比較もできますしね。
ぼくは最初はショッピングセンター内の専門店で購入しました。
安く買う方法は?
なんせ16万円ですからね…。
少しでも安く手に入れないと。
方法①クレジットカードの特典を利用する
これは最初に買ったときに、実際ぼくがやった方法です。
僕はショッピングセンターに入っている寝具屋さんで購入したのですが、そこのショッピングセンターが発行しているクレジットカードの入会特典を利用しました。
入会当日のお買い物のみ10%ポイントバックというなんとも大盤振る舞いなキャンペーンをしていたので、それを上手く利用しました。
16万円の10%ポイントなので1万6千円ほど。
これはバカにならないですね。
整圧マットレス購入のためにクレジットカードを新しく1枚つくるのはアリだと思います。
「クレジットカード キャンペーン」などで検索してみましょう。
方法②メルカリで買う
これは2枚めを買い足したときに、実際ぼくがやった方法です。
なぜ2枚めを買い足したかと言うと、息子が産まれて敷き布団から追い出されてしまったからです。
しばらくはアイリスオーヤマのエアリーマットレスを使っていましたが、やはり整圧マットレスの寝心地とは天と地ほどの差がありました。
整圧マットレスに買い替えたかったのですが、やはり値段の高いためなかなか手が出ませんでした。
そんな時、偶然メルカリで整圧マットレスを見つけて即ポチしました。
7年使って全くヘタらないことが分かっていたので、今度は中古で十分でした。
4年落ちのシングルサイズを3万円弱で購入しました。
硬さは真ん中のデラックスタイプでしたが、こちらも全くヘタっていませんでした。
寝心地はスーパーデラックスと比べ、ほぼ同等。
注意深く比べないとわからないレベルでした。
整圧マットレスのメリットとデメリット
メリットは?
寝心地がいい
1番のメリットはなんといっても寝心地がよいことです。
睡眠の質も大幅に改善します。
寝転がった瞬間「超気持ちいぃ!」ってなります。
本当です。
「さあどうぞ寝てください」と言わんばかりの心地よさです。
ずっとゴロゴロしていたい気持ちよさです。
寿命が長い
7年間乱暴に扱って、全くヘタってないです。
あと20〜30年使えるんじゃないかと予想しています。
デメリットは?
値段が高い(7万円から)
やはりマットレスにかける値段としてはなかなかハードルが高いお値段。
睡眠や腰痛の悩みがないのであれば、なかなか買う気にならないかもしれません。
ですが逆に眠れず困っていたり、腰痛・肩こり持ちの方には納得の値段かもしれません。
と言うのも、仮に10年使えるとしたら(実際はもっと長く使えそうです)、1番安いシングルサイズの7万円のものだと1年あたり7,000円、1日あたり20円弱です。
1日20円弱で睡眠の質が改善するなら、全然ありじゃないでしょうか。
壁に立てかける必要あり
フローリングに直にひくなら、湿気・カビ対策のために朝起きたら壁に立てかける必要があります。
まあ、畳んで押入れに入れるよりずっと楽です。
吸湿シートやすのこを下にひくのもあり。
ぼくは直にひいてます。
マツコ・デラックスのCMの「ムアツふとん」やネイマールが広告頭の「Air」との違い
西川のマットレスの「ムアツふとん」や「AiR」はシングルサイズで4万円台と、整圧マットレスの7万円台より安く買うことができます。
整圧マットレスとの違いは何でしょうか?
ムアツふとんとの違い
マツコ・デラックスさんがCMしている「ムアツふとん」。
こちらも整圧マットレスとほぼ同じ構造をした、体を点で支えるタイプの健康敷き布団です。
ムアツふとんの方が開発が早く、1971年に発売されました。
整圧マットレスはこのムアツふとんの後継で2002年に発売され、ムアツふとんの上位互換となります。
整圧マットレス=ムアツふとんの上位互換
ムアツふとんとの違い
- 整圧マットレスはムアツふとんに比べ突起の数が多く、より体圧分散効果と寝心地が向上している。
- 整圧マットレスには、ムアツふとんにないスリットがあり、湿気を逃がす効果が高くカビにくい。
上のような違いから、整圧マットレスの方が値段が高くなっています。
整圧マットレスはスリットがあり、湿気が逃げやすくカビにくい。
背面にもスリットあり。
最近は値段的に売りやすいムアツふとんの方が広告に力を入れているようですね。
AiRとの違い
三浦知良さんや、ネイマール、大谷翔平選手など名だたるアスリートがCMしている「AiR」。
こちらも西川産業が製造している、同じく点で体を支えるタイプの健康敷き布団です。
2009年に発売で、3つの中ではもっとも新しい敷きふとんです。
整圧マットレスと比較した場合には各項目で劣るものの、リーズナブルな値段で人気があるようです。
実際店舗でAirと整圧マットレスを寝比べましたが、整圧マットレスの方が断然寝心地が気持ちよかったです。
店員さんは
「AiRは硬めで、スポーツ選手のような硬い体つきの人向け」
と言っていました。
AiRとの違い
- AiRは整圧マットレスの下位互換。リーズナブルな価格で購入できる。
- AiRは硬めでアスリート体型向け
まとめ
いかがだったでしょうか?
東京西川の整圧マットレスは値が張るので、購入にはなかなかハードルが高いですよね。
ですがこの詳細レビューを見てもらうとわかるように、買って後悔なしのとてもよいマットレスです。
耐久性も今のところ7年でヘタリ0なので、少なくとも10年は楽々持ちそうです。
「マットレスにそんなに金払えるか!」
と最初は僕は購入に反対していましたが、今では整圧マットレスのとりこです。
IKEAのマットレスがすぐ使えなくなった経験もあり、
「安いマットレスを数年おきに買い換えるよりも、高くても寝心地が最高なマットレスをずっと使うほうがコスパがいい」
と考えるようになりました。
購入の参考にしていただければ幸いです。
ではまた。
↓↓疲れている方はこちらもチェック!↓↓