こんにちは！筋トレ薬剤師もみです。
猫背のみなさま、元猫背のみなさま、猫背を治すと呼吸が苦しくないですか？
僕は約20年にわたり猫背生活を送ってきたのですが、ここ数年で改善し、今ではかなり真っ直ぐな姿勢になりました。
余談ですが、治った要因は筋トレBIG３と言われるスクワット、デッドリフト、ベンチプレスを行ったことです。
特にスクワットとデッドリフトが効いたと思います。
正しいフォームで行うのがポイントです。
猫背を治すには結局近道はなく、姿勢筋を鍛える以外の方法はありません。
さて、そんなこんなで猫背が治ったのは良かったのですが、新たな問題が発生しました。
「なんだか、呼吸がしづらい」
「息がたくさん吸えない」
「息苦しい」
といった症状が出てきたのです。
原因はなんなんだと当時ググったのですが、納得のいく答えは見つかりませんでした。
ですが、ここ最近「呼吸」に関する本を読みあさっていくうちに、これかな？という答えにたどり着きました。
猫背を治すと息が苦しくなる原因は、「横隔膜の筋力低下」だったのです。
その理由と、対処法について説明していきます。
参考図書：勝者の呼吸法 – 横隔膜の使い方をスーパー・アスリートと赤ちゃんに学ぼう! – (ワニブックスPLUS新書)
目次
なぜ猫背になると横隔膜の筋力が低下するのか？
猫背の人は横隔膜を使わないので、横隔膜の筋力が低下します。
腕や足の筋肉と同じように、使わなくなった筋肉はどんどん小さくなるのです。
横隔膜も筋肉の一つです。
使われなかった横隔膜はどんどん衰えていったのです。
猫背は横隔膜が使えない
呼吸には2種類あり、腹式呼吸と胸式呼吸があります。
腹式呼吸は主に横隔膜を使った呼吸です。
胸式呼吸は主に胸や首の周りの筋肉が使われます。
腹式呼吸→横隔膜を使う
胸式呼吸→横隔膜を使わない
猫背は、横隔膜を使いにくい姿勢です。
よって猫背の人は、横隔膜以外の呼吸筋を使う「胸式呼吸」になっています。
胸式呼吸は、背中を丸めた状態の方がやりやすいのです。
人の体はどんどん楽なやり方を選択していくのです。
そして、胸式呼吸では横隔膜は使わないので、どんどん筋力が落ちていきます。
猫背を治すと、横隔膜の筋力が落ちたまま、姿勢だけが横隔膜を使う姿勢になったのですから、しんどいはずです。
横隔膜の筋力が低下しているか調べる方法
横隔膜の筋力が低下しているかどうかは以下の方法でカンタンに調べることができます。
思い切り息を吸ったときに肋骨が横に広がっているか？
- 両手を肋骨の横にあてます。
- 思い切り息を吸います。
- このとき、肋骨が横に広がる動きをしていなければ、横隔膜の筋力が弱まっています。
横隔膜の筋力を上げるエクササイズ
息苦しさを解消するために、横隔膜の筋トレをしましょう。
横隔膜も筋肉なので、基本は普通の筋トレと一緒なはずです。
負荷をかければ強くなると考えられます。
参考図書に載っていたエクササイズを紹介します。
エクササイズ
- 肋骨が横に広がっているのを感じながら、ゆっくり息を吸う
- 倍の時間かけて息を吐く
- これを1日数セット行う
簡単なエクササイズですが、横隔膜に負荷をかけることができます。
後は鼻呼吸のみでランニングでしょうか。
猫背を治したものの、呼吸が苦しくて困っているという方はぜひお試しください。
参考図書：勝者の呼吸法 – 横隔膜の使い方をスーパー・アスリートと赤ちゃんに学ぼう! – (ワニブックスPLUS新書)
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